
こんにちは、Yoshida Education Labの吉田です。
4月になり、日本の多くの学校では新年度がスタートしました。
今回は、「IBDP Japanese A Literature(日本語A 文学)」における最終試験のひとつ、試験問題1(Paper 1)に焦点を当ててお話しします。
この科目では、文学作品を深く読み解く力が問われます。作品に込められた言葉の美しさや構造、そしてその背景にある文化的・社会的な文脈に目を向けながら、読み手としての視点を磨いていくことが求められます。評価は「外部評価(External Assessment)」と「内部評価(Internal Assessment)」に分かれており、それぞれ異なる形式で行われます。特に外部評価は、世界中のIB校で同じ日程に実施されるもので、2025年5月試験の場合は4月28日と29日が予定されています。基本的には在籍校での実施となりますが、試験の公正性を保つため、IBOから抜き打ちの監査が入ることもあります。
さて、外部評価のうち、今回は試験問題1(Paper1)について詳しくみていきましょう。
記事の目次はこんな感じです↓
【目次】
試験概要
評価基準
評価規準A:理解と解釈(5点)
評価規準B:分析と評価(5点)
評価規準C:焦点と構成(5点)
評価規準D:言語(5点)
取り組む手順
1. 内容と主題
2. 語りの視点・構成
3. 文体と言語表現
4. 感覚的・象徴的な表現
5. 印象と効果
アウトラインと執筆
まとめ
試験概要
試験問題1(Paper1)は、初めて読む文学作品の分析的な小論文を書く記述試験です。
この科目で定義されている文学作品とは主に、小説、戯曲、詩、歌詞などが出題されます。2025年現在、ボールペン等に筆記試験となっています。
- SL(Standard Level):75分で2つの文学作品から1つ選び分析文を書く
- HL(Higher Level):135分で2つの文学作品の分析文を書く
HLは2作品について書かなければならないという難しさはありますが、Group4や数学など理系科目のHLに比べれば、まだマシなのではと・・・
大変さの質が違う、という声が聞こえてきそうです。
English A Literatureの試験が公開されていますので、参考までに添付します。

評価基準
記述問題は往々にして採点基準がブラックボックスです。
あの東京大学も、配点はもちろん採点基準を公表していません。
共通テストも記述問題を導入しようとしましたが、結局先送りです。
そういった点で言えば、IBは評価規準が明確に示されているので、どういった点に留意して記述すればいいか方向性がわかるだけでも大きいでしょう。
評価規準A:理解と解釈(5点)
具体的な表現などを参照し、文学作品の明示的・暗示的に意味について説得力のある結論・解釈をしめしているかを見ます。
暗示的な意味に言及するのを忘れがちなので注意しましょう。
評価規準B:分析と評価(5点)
いわゆる「作者の選択」が読者に向けどのように意味を形成するか、どう効果的か分析し、評価できているかを見ます。この評価規準が最も大切だと言っても過言ではないでしょう。
・・・・・(つづく)
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