IBDPの評価
評価について

IBの最終スコアは、6つの科目のうち各科目ごとに最大7点満点で採点され、6科目の合計42点と、Extended Essay(課題論文)とTheory of Knowledge(知の理論)の評価が加えられます。Extended EssayとTheory of Knowledgeは、A(最高評価)からE(最低評価)までの評価が与えられます。この組み合わせにより3点満点が加点されます。
つまり合計最高点数は、45点満点となります。
また、IB資格(ディプロマ)を取得するには、次の条件も満たさなければなりません。
- DPスコアの合計点が24点以上に達している。
- 「CAS」の要件を満たしている。
- 「知の理論」と「課題論文」のいずれにも「E」の評価がない。
- 「1」の評価を受けた科目(HLまたはSL)がない。
- 「2」の評価を受けた科目(HLまたはSL)が2科目以内である。
- 「3」以下の評価を受けた科目(HLまたはSL)が3科目以内である。
- HL科目で合計12点以上に達している。
- SL科目で合計9点以上に達している。
- IB資格授与委員会から学問的不正行為の処分を受けていない。
このようにIBの最終スコアは専門科目だけでなく、必須となるEEやTOK、CASといったコア科目も含めて総合的に評価されます。また、評価基準は各科目ごとに定められており、毎年変更される可能性があります。
日本の大学を受験するには、共通テストや各大学が行う入学試験など、一度のチャンスで合否が決まってしまいます。IBのスコアはExternal Assessment/EA(外部評価)とInternal Assessment/IA(内部評価)からなっています。EAは決まったスケジュール、制限時間で問題を解くペーパーテストでIBが採点しますが、IAは基本的には授業を受けている学校の先生が評価をします。EAとIAは科目ごとに比重が決まっていますが、学校での取り組みが成績に直結することになるのです。選択科目の例を表に示しておきます。
45点満点のIBDP最終試験はどの程度の難度なのでしょうか。IBが公表している統計データを示します。
年によって多少バラつきがあるものの、フルスコアは全体の約1%、42点以上は全体の約10%となっています。DPを取得するためにはいくつかの要件とかね合わせて、24 点以上取る必要があり、取得率は約82%となっています。

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